エイズ予防情報ネット(2017年1月20日付け)の記事からご紹介します。

何と、WHO(世界保健機関)が

「HIV自己検査(キット)を推奨する」

というガイドラインを出したそうです。

これはいったい・・・

さっそく内容を調べてみました。

 

◇改めてHIV自己検査キットの問題点

当サイトでは繰り返しHIV自己検査キットは信頼性、安全性に問題があるので使わない方がいいと記事を書いてきました。

同時に厚生労働省の関連サイトでもHIV自己検査キットは使わないように警鐘を鳴らし続けています。

なのに、なぜWHOはこの問題のあるHIV自己検査キットを推奨するのでしょうか?

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*WHOがHIV自己検査を推奨

その理由を説明する前に、まずはこの情報を載せているエイズ予防情報ネットの警告文をご紹介します。

「WHOがHIV自己検査を推奨」という記事を載せていながら、その記事のリンクのそばにはこんな一文が載っています。

決して厚生労働省としてHIV自己検査キットを推奨している訳ではないのです。

『現時点では10%近い見落としがあり得る検査です。また、日本での自己検査の導入については今後十分な検討が必要と思われます。』

このように書かれています。

つまり、HIVに感染している人100人がHIV自己検査キットを使うと、10人は誤判定で陰性が出てしまう可能性があるのです。

これ・・・私なら怖くて使えません。本当はHIV陽性なのに、陰性だと間違って判定されるのです。

こんな怖いことはありません。

陰性だと安心していたら、いずれ「いきなりエイズ」を発症し、生命の危機に直面することになります。

トンデモナイ話です。

では、そもそもWHOはどんなHIV自己検査(キット)を推奨しているのでしょうか。

実はその具体例は何も示していません。

しかし、

「HIV自己検査のための迅速診断検査の品質保証と販売後の調査システムを整える必要がある。」

と書かれています。

またこうも書かれています。

「唾液を使うにしろ血液を使うにしろ、全て規制当局または国際的な規制調査によって承認されたものでなければならない。」

う~ん、これはどういう意図でしょう。

現在、この指摘を満たすものはまだ存在しないが、これから整備する必要がある、ということでしょうか。

また、ここで推奨するHIV自己検査(キット)の性能については、以下のような具体的数値が書かれています。

●感受性 80%~100%

●特異性 95.1%~100%

この2つを確保できることが確認されたとあります。

確認されたと言うからには、やはり現状のHIV自己検査(キット)を前提に推奨していることになります。

ただ、この性能がどの検査キットによるものか、それは示されていません。

なお、ここで言う感受性、特異性とはこんな意味です。

●感受性

HIVに感染している人を、間違いなく陽性判定する確率。

従って感受性80%なら、HIVに感染している人がこの検査キットを使うと80%は陽性判定となり、20%は陽性判定が出ないで陰性となってしまう。

 

●特異性

HIVに感染していない人を、間違いなく陰性判定する確率。

従って特異性95%なら、HIVに感染していない人がこの検査キットを使うと95%は陰性となり、残り5%は陰性とならずに陽性判定となってしまう。

という意味です。

やはり問題なのは感受性です。

冒頭にエイズ予防情報ネットに、

『現時点では10%近い見落としがあり得る検査です。』

と書いてあると紹介しましたが、ここが問題なのです。

WHOでは、この感受性を「満足できる」と評価しています。

あなたもそう思いますか?

私にはそうは思えません。エイズ予防情報ネットの注意文が妥当だと思われます。

 

◇なぜWHOはHIV自己検査(キット)を推奨するのか?

では、なぜWHOはHIV自己検査を推奨するのか?

それは、

「もっとHIV検査を受ける人を増やすため」

これに尽きると思います。

今よりもHIV検査を受けやすい環境を作るために、その手段としてHIV自己検査キットを推奨しているのです。

確かに、日本のように国中どこでも保健所で無料でHIV検査を受けることが出来たり、国内に郵送式のHIV検査キットメーカーが10社もあるような国ばかりではありません。

医療機関が満足に存在しない、機能していない国や地域も多くあります。

むしろ、そうした国や地域の方がHIV感染は多く、エイズ患者も多いのです。

そこにHIV自己検査キットを普及させることでHIV検査を受ける人を増やし、エイズ発症前にHIV感染者を見つけようという訳です。

患者本人にすればエイズ発症を未然に防ぎ命が助かることになります。

社会全体で見れば二次感染を防ぎHIV感染者の減少につながります。

言うまでもなくHIV感染者、エイズ患者の多い国や地域ほどHIV検査の重要性は高いはずです。

だから現状より少しでもHIV検査を普及させるために、HIV自己検査キットを推奨する、そんな意図ではないかと思うのです。

仮に検査の信頼性が多少は低くても、全く検査をしないよりはずっとましです。

WHOもこう書いています。

『HIV自己検査で陰性になっても、HIV感染の高いリスクにさらされている場合には改めて検査を受けるべきである。』

この文章からは2つの意味が考えられると思います。

1.HIVに感染している可能性が高い人は、検査回数を重ねることで検査の信頼性の低さをカバーする。

これはすなわち1回だけの陰性では信用出来ないから、何度も検査を受けなおす、という意味です。

2.検査後にまた感染の可能性がある行為を行えば、当然また検査が必要になる。

この2つです。

2はどんな検査でも同じことが言える訳で当然のことです。

やはり問題は1であり、信頼性に問題アリと言わざるを得ません。

とにかくWHOとしてはこうした注意文をつけながらも、HIV自己検査キットを使ってHIV検査をもっと普及させるべきだと考えているようです。

 

◇まとめ

WHOがHIV自己検査(キット)を推奨して広めようとする意図も分かります。

しかし、ここ日本においてはいかがなものか、と思います。

どうしても信頼性の低さが納得できません。私なら絶対に使いません。

他にもっと信頼性の高い検査方法があるのに、わざわざHIV自己検査キットを使用する理由がありません。

「その場で自分で判定できる」

という事が私には大したメリットになり得ないのです。

やはりHIV検査で最優先されるべきは検査の信頼性であって、陰性判定が出た時に心から安心できるHIV検査を受けたいと思います。

しかし、世界中の国や地域の中にはそんなHIV検査を受けたくても受けられない人々も多くいます。

そこではHIV自己検査キットの果たす役割も立派に存在するのだと思います。

今回は「WHOがHIV自己検査を推奨」という記事を取り上げてみました。

結論として、日本に住んでいる私やあなたには従来の主張通り、使わない方がよい、と思います。

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