つい先日、『HIV診療の「リアル」を伝授します』と言う本を読んでいたら、

『・・・・・・と言う理由で、日本ではやがてHIV感染症が増える。』

と言う記事が載っていました。

そして4月11日付けの朝日新聞デジタル版には、

『HIVの郵送検査、10年で3倍超 顔合わせず可能』

と言う記事が載っていました。

この2つの記事を合体して見えてくるものとは・・・。

そう、これから日本ではもっと郵送式のHIV検査キットが使われるだろうという予測です。

 

◇これからHIV感染者が増える!

よく、

「先進国でHIV感染者が増え続けているのは日本だけ」

と言うことを読んだり、聞いたりします。

実際にはどうなのかと言うと、エイズ動向委員会のデータではこうなっています。

HIV・エイズ動向
図1.HIV・エイズの動向(姉妹サイトHIV検査完全ガイドより)

この10年くらいを見ると、新規HIV感染者も新規エイズ患者もほぼ横ばい状態なのです。

確かに減少傾向にはありませんが、平成20年までのように右肩上がりで増え続ける、といった状況にはないのです。

では、なぜ冒頭の本で、これからの日本でHIV感染者が増えると指摘しているのでしょうか。

その理由は次のグラフにあります。図2を見て下さい。

 

平成28年梅毒感染者速報値
図2.新規梅毒感染者の推移(姉妹サイト梅毒の症状完全ガイドより)

お分かりでしょうか。こちらは新規梅毒感染者の推移です。

何とこの5年間で5倍も急増しているのです。

この梅毒感染者の急増がHIV感染者の動向にも影響を及ぼす、と言うのが冒頭の本の指摘です。

東京医科大学病院臨床検査医学科 客員教授である、青木眞氏は、

『梅毒の急増する日本は、やがてHIV感染症も増えると予測する性感染症の専門家は少なくない。』

と指摘されています。

これにはちゃんと根拠があります。

●梅毒に感染していると潰瘍などの患部からHIVが感染しやすくなり、健康な人に比べて5倍~数十倍に感染リスクが大きくなる。

●男性同士の性的接触、アナルセックスなど梅毒とHIVは頻度の高い感染ルートが共通している。

こうした理由があって、梅毒がものすごいペースで急増している日本では、これからHIV感染の増加が懸念されるという訳です。

国立感染症研究所の速報値では、2017年は2016年を上回るペースで新規梅毒感染者が増えています。

2017年の第13週の週報では4月2日までの累計感染者が1,105人であり、これは2016年の同時期883人を25%上回るペースです。

【新規梅毒感染者】

●2017年第13週まで 1,105人

●2016年第13週まで 883人

そして新規HIV感染者はどうかと言うと同研究所の速報値では、

【新規HIV感染者(エイズ患者含む)】

●2017年第13週まで 305人

●2016年第13週まで 345人

となっています。

今のところ、新規HIV感染者は昨年を下回るペースです。

ただ、HIV感染者の場合は検査を受けない感染者がどのくらい存在するか、そこが問題です。

いずれにしてもまだ3ヶ月分のデータなので何とも判断は出来ません。

 

◇郵送式のHIV検査キットは利用者が増えている

2017年6月10日の読売新聞デジタル版によると、2016年(平成28年)のHIV検査キット利用数は9万個を超えました。

HIV検査キットの利用数正式版(H28)
図3.郵送式HIV検査キットの利用数

グラフからもお分かり頂ける通り、この10年間で使用量は2倍以上に増えています。

従って、今後梅毒感染の広がりと共にHIV感染不安が広がれば、もっとHIV検査キットの利用数は増えるに違いありません。

一度検査キットの利便性を体感した人は、もう保健所や病院には行かないのではないでしょうか。

つまり、固定客がどんどん増えるような気がします。

現に私がそうですから。

今回は、『HIV診療の「リアル」を伝授します』と言う本に載っていたHIV感染症が増加するかも知れないという指摘から、郵送式のHIV検査キット利用数も増えるかも知れないというお話でした。

あなたもぜひ他人事だと思わず、梅毒、HIVの感染予防と早期の検査にご注意下さい。

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