今回はSTD研究所のホームページに掲載された、「HIV/エイズの実際」と言う11月特集記事から取り上げてみたいと思います。

それは行き着くところ、「早期のHIV検査」の重要性、意義とは何か、と言う問題に他なりません。

あなたが今、HIV検査を考えているなら参考になるかも知れません。

 

かつてHIV感染症は致死的疾患だった

まず、STD研究所の特集記事に触れる前に、かつてHIV感染症が致死的疾患だった頃のお話を1つ。

ある病院で働く医療従事者が、病院内で受けたHIV検査で陽性と分かりました。

その検査結果をその人に告知した医師は、告知の時に手が震えていたそうです。

その震える手を見て、告知を受けた人は自分のことよりも、

「この医師は大丈夫だろうか?」

と心配になったそうです。

つまり、身内の患者への告知で手が震えていては、一般の患者さんに面と向かって告知が出来るのだろうか、そう心配したのです。

それほど当時のHIV陽性告知は深刻であり重すぎる告知だったのです。

むろん今もHIV陽性の告知は重い仕事には違いありません。

しかし、患者を前にして医師が手を震わせながら告知するケースはほぼないと思います。

なぜなら、HIV感染症は致死的疾患から慢性疾患へと変わってきたからです。

 

STD研究所のHIV/エイズ特集記事とは?

さて、ここから今回の本題です。

STD研究所の11月特集は「HIV/エイズの実際」です。

まずはその記事の要点を箇条書きにしてみましょう。

①HIV/エイズは感染すると死につながる病気から治療出来る病気になった。

②治療は1日1錠ほどの薬を飲むだけ。副作用もほとんどない。

③治療の継続によってウイルス量を抑えればエイズを発症することもない。

④現在の日本でエイズが原因で亡くなる人はほとんどいない。

⑤平均余命は感染していない人とほぼ同じ。20歳で感染すれば平均余命は78歳。

⑥治療によってウイルス量を検出限界まで抑え、他の人に感染させるリスクを最小限に出来る。

⑦パートナーや家族、友人にとっても、HIV/エイズは、もはや「安心して一緒に生きていける病気」である。

こんなことが特集記事の中に書かれています。

先に私が書いた、「HIV感染症は致死的疾患だった」当時に比べると医学の進歩は本当にすごいと思います。

 

だから、大事なことは?

STD研究所の特集記事が読者に伝えようとしていることは、

『だからHIV検査を怖がらず、一歩踏み出してみませんか?』

と言うことです。

HIV感染症が致死的疾患だった頃は、例え検査で陽性と分かっても死を待つしかなかったのですから、怖くて検査を受けられない人が大勢いたのです。

しかし、今では慢性疾患に近い病気になっているのです。

早期にHIV感染が分かればエイズ発症を抑えることが可能です。

自分自身の健康の為でもあり、二次感染を極力抑える意味でも早期発見、早期治療は大事です。

STD研究所としては、保健所や病院へ行けない人は郵送式のHIV検査キットを使ってでも検査をして下さい、そう呼びかけています。

 

補足事項

最後にSTD研究所の記事には載っていなかった事実をいくつか補足します。

①エイズからの病変死亡者

STD研究所の記事では「現在の日本でエイズが原因で亡くなる人はほとんどいない。」とありますが、実際の死亡数はどうでしょうか。

エイズ動向委員会がエイズから病変して亡くなった患者のデータを公開しています。

HIV感染者累計と病変死亡数

病変死亡者は報告が義務化されておらず、あくまで任意です。

実際にはもっと死亡者が多い可能性はあります。

任意報告だけでみると、この10年はざっと20人前後といった感じです。

 

②長期合併症と高齢化

確かにHIV感染者の平均余命は延びました。

その結果、直接HIV感染が原因で亡くなる人は減りました。

その一方で、患者の高齢化と共に長期合併症が問題となってきました。

例えば、

●心血管疾患

●慢性腎臓病

●骨粗鬆症

●非エイズ指標悪性腫瘍

●HIV関連認知症

などです。

(「HIV感染症診療マネジメント」医薬ジャーナル社・「HIV診療のリアル伝授します」丸善出版などによる)

HIV感染者でなくても高齢化によって発症する疾患ですが、HIV感染者はよりリスクが高いことが分かっています。

これからは単にHIV/エイズ医療だけでなく総合医療で患者のサポートが必要だと指摘されているところです。

 

③減らない「いきなりエイズ」

当サイトで何度も繰り返していますが、早期のHIV検査は救命的検査となります。

ここ数年、日本国内では毎年凡そ1,500人ほどがHIV感染者として報告されています。

その約30%はHIV感染が見つかった時点ですでにエイズを発症しています。

いわゆる、「いきなりエイズ」と言う状態です。

しかも年齢を50歳以上に限定してみると、何といきなりエイズの割合は50%にも達します。

HIV感染が見つかった人、2人に1人はすでにエイズを発症していたのです。

高齢いきなりエイズ

確かに抗HIV医療の進歩でエイズで亡くなる人は激減しています。

それでもなお、エイズ発症前の治療開始とエイズ発症後の治療開始では生存率や後遺症のリスクなどが違います。

早期のHIV検査はエイズ発症を未然に防ぎ、救命的検査となります。

あなたにHIV感染の不安や心当たりがあるなら、どうぞ早めに保健所、病院でHIV検査を受けて下さい。

どうしても時間的に余裕がないあなたには自宅で使える郵送式HIV検査キットもあります。

正しく使用すれば医療機関のHIV検査と同じ信頼性があります。

私も初めてのHIV検査は郵送式のHIV検査キットでした。たったの10分で使えました。

 

まとめ

今回はSTD研究所の11月特集記事から要点を取り上げてみました。

特別目新しい内容はありませんが、再確認すべき重要な指摘がいくつもあったと思います。

あなたもSTD研究所のホームページで読んでみて下さい。

もしも今、あなたがHIV検査を迷っているなら、きっと背中を押してくれると思います。

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