HIV検査キットのランセットについて、その構造と安全性を説明したいと思います。

私が何回か使用したSTD研究所のHIV検査キットでは自分の血液を検体として使います。

検査方法が保健所や病院と同じHIV抗体検査なので当然血液が必要になります。

その血液を採取するときに使う専用ツールがランセットです。

これからHIV検査キットを買おうか、どうしようかと迷う人の中には、このランセットの安全性を心配する人もいます。

「もしもランセットが使い回しされていたらどうしよう。ランセットからHIVに感染することはないのか?」

という心配です。

そこで今回は私がランセットを分解して内部構造をチェックしてみましたので、その結果をご紹介致しましょう。

きっとあなたには安心して頂けると思います。

◇ランセットとは?

まず、ランセットとはどんなものか見て頂きましょう。(写真1)

ランセット
写真1.ランセット

小さなツールですが、これが非常に重要な役割をします。写真1では大きさが分かりにくいですね。

それでは写真2をご覧ください。

 

ランセットを押しつける
写真2.ランセットの使い方

ランセットは写真2のように使います。だいたいの大きさもお分かり頂けたでしょうか。

ランセットを指に押し付けると先端から小さな針がちょっとだけ飛び出てきます。

それで指先に小さな傷をつけて血液を採取します。

なので、もしもHIVに感染している人が使用したランセットを使い回しすると血液感染する可能性があります。

注射器の使い回しと同じようなリスクです。ランセットからのHIV感染を心配する人は使い回しに不安を感じるのです。

◇ランセットの構造と安全性

さて、ランセットの中はいったいどんな構造になっているのか。

私はSTD研究所のHIV検査キットに使われているランセットを分解してみました。それが写真3です。

ランセットの構造
写真3.ランセットの構造

いやぁ、実によく考えられています。そして実に見事に作られています。私は中をみて感心しました。

ランセットの部品はほとんどがプラスチックの成形品です。まぁ、プラモデルの部品みたいなものです。

ただし、その精密さはプラモデルの比ではありません。実に精巧に作られています。

ランセットの動作原理を簡単に説明すると、こんな感じです。

1.ランセットを指に押し当てると、バネBがたわんで針を押す。

2.しかし、ストッパーがあるため、バネBに押されても針はすぐには出てこない。

3.ある程度の圧力が針にかかると、ストッパーは押されて「ぐしゃ!」と変形してしまう。

4.ストッパーが外れて針がケースから飛び出す。これで指にほんのちょっとだけ刺さる。

5.今度はすぐにバネAが働いて針はケースの中に戻る。

6.今度ランセットを押してもストッパーが変形しているため、バネBの力が針に伝わらない。

とまぁ、こんな感じです。

つまり、ランセットはストッパーを変形させることでケースの外に針が飛び出す仕組みになっています。

だから一度使うとストッパーが変形してしまい、二度とは使えないのです。実によく考えられています。

◇でも、針だけ使い回ししたら?

心配性のあなた。もしかしたら、ランセットは使い回しできなくても、分解して針だけ再利用してるのでは?

なんて不安に思っていませんか?でも、安心してください。それは100%あり得ません。

なぜか?

再利用するメリットが何もないからです。

私は自分でランセットを分解してみたからよく分かります。

もしも針を再利用しようとしたら、ランセットを分解しなくてはならず、それを人間がやっていたら人件費の方が針より高くついて意味がないと思います。

それより何より、危険過ぎます。もしもあなただったら、ランセットを分解して針を取り出す仕事をやりますか?

その針を使った人はもしかしたらHIVに感染しているかも知れないし、B型肝炎やC型肝炎も知れない。

あるいは梅毒かも知れないし、成人T細胞白血病かも知れません。

そんな針を触る仕事なんて絶対に嫌ですよね。危険過ぎます。

そんな危険を承知で作業を行う従業員なんていないでしょう。

もっとも、仮にHIVに感染した人が使った針だったとしても、2,3日もすれば感染力はなくなっているはずです。

HIVは感染した細胞内でしか活性化しません。生体の外に出てしまえば感染力はなくなるのです。

注射器の回し打ちでHIVが感染したり、針刺し事故で感染するのは、針に付着した血液中でHIVが感染力を持っているからです。

そのまま何日も経過して血液が乾燥すれば感染力はなくなります。

「え?それじゃ郵送検査ってどうやってるの?」

あなたはそんな疑問を持つかも知れませんね。

しかし、冒頭にも書いたように、HIV検査キットで行っているのはHIV抗体検査です。

直接HIVというウイルスそのものを見つける検査ではありません。

HIVに感染することによって体内で生成されるHIV抗体を見つける検査です。

このHIV抗体は乾燥した血液でも壊れることはありません。だから郵送検査が可能なのです。

今回はSTD研究所のHIV検査キットで使われているランセットについて説明しました。

このランセットはSTD研究所だけでなく、他の検査キットメーカーも同じような構造のものを使っています。

STD研究所のホームページを見ると、

「このランセットは 医療機器承認番号 22400BZX00500000 」

と書かれています。

「医療機器承認」とは、「第三者認証機関の認定を受けて合格している」というお墨付きです。

詳しくはこちら⇒「登録認証機関制度」

私がわざわざランセットを分解して調べるまでもなく、安全性について厳しい審査を受けてパスしている医療機器ということです。

以上、HIV検査キットに使われているランセットについて、その構造と安全性を説明しました。

どうぞあなたは安心してお使いください。

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