HIV検査キットに限らず、全ての性感染症の検査キットはスクリーニング検査が目的です。

もしもあなたに何かの自覚症状が出ているなら、検査キットを使うよりも病院へ行くことをお勧めします。

当たり前ですが、検査キットで治療は出来ません。単に検査で終わらず、この先治療が必要になりそうな場合は初めから病院で検査をうけた方がお金も時間もかからずに済みます。

梅毒、クラミジア、淋菌などの性感染症では間違いなくそう断言できます。

では、HIV感染の場合はどうでしょう。何しろエイズ発症まで自覚症状らしきものが出ません。

感染初期に風邪に似た症状が出ることもありあすが、HIV感染特有の症状ではないため風邪と区別がつきません。

微熱が続くからとHIV感染を疑い、いきなりエイズ拠点病院へ行く人はいないでしょう。まずはHIV検査を受けるのが普通です。

そう、HIV感染に限って言えば、自覚症状が出てもまずはHIV検査なのです。いきなり病院に行かずにHIV検査キットを使うのはアリです。

むろん、HIV感染からすでに何年も経過しており、エイズ指標疾患を発症した場合は別です。

その場合は検査キットでも保健所でもなく、ただちに専門医にかかることが大事であり、ぐずぐずしていると命に係わります。

いわゆる、「いきなりエイズ」のケースです。

しかし、先程も書きましたが梅毒、クラミジア、淋菌などの性感染症では自覚症状があれば、それが何の病気か分からなくてもまずは病院です。

取りあえず自分で検査キットで病気を調べて、それから治療を受けよう、なんて思う人はいないはずです。

そんなことは全くムダですからね。

クラミジアでも淋菌でも梅毒でも、病原菌がなんであれ症状がすでに出ているなら治療が必要な訳です。

まれに放置していても自然と治る病気の場合もあるでしょうが、それに期待して放置しておくのは怖いです。あまりに危険すぎますね。

ところが、ネットで見つかる多くの検査キット販売サイトでは、

「自覚症状が出たら放置せずに必ず性病検査をしてください!」

と検査キットの購入を勧めています。先程も説明しましたが、HIV感染の場合はそれもアリです。

でも、その他の性感染症では病院へ行くべきです。

●おりものの色、量、匂いがいつもと違う。

●性器にブツブツが出た。

●オシッコをすると痛い。

●不正出血がある。

こんな自覚症状がある時に、検査キットでの検査を勧めています。これはナンセンスです。

全く意味がありません。ただちに婦人科、泌尿器科で診てもらうべきです。

今回はHIV以外の検査キットについて書いてみました。あまりに多くのサイトで変な売り方、紹介をしているから気になったのです。

どうかあなたの体に異常を感じる自覚症状がある場合は、検査キットではなく病院へ行ってください。

ただし、HIV感染が不安な場合は自覚症状が出ていても検査キットの使用もアリです。

ただし、その自覚症状とは急性HIV感染症を疑わせる、頭痛、発熱、咽頭炎、下痢、リンパ腺の腫れなどの場合です。

これがいきなりエイズを疑わせるエイズ指標疾患の場合は無条件に専門医に診てもらうことが大事です。

HIV検査を始め、全ての性感染症検査キットはスクリーニング検査が目的であり、治療目的ではないことを覚えておいてください。

*ここを見ればHIV検査キットの全てが分かる!
たった10分で終わった『HIV検査キット体験記』