HIV検査キットの信頼性については当サイトでも何度も記事にしています。

実際、かなり誤解をしている人もいます。あなたは正しく認識されていますか?

今回は偶然みつけたネットの相談サイトからのお話です。

◇ある男性の相談

ある男性がHIV感染の不安を抱え、検査キットを購入しようかと迷っています。そこでネットの相談サイトに書きこんだのです。簡単に言えばこんな相談です。

『自宅で使える検査キットは信用できるでしょうか?

保健所のHIV検査でも、すぐに検査結果が出る方法は信頼性が低いと聞いています。

検査キットも同じようにすぐに検査結果が出る方式は信頼性が低いでしょうか?』

とまぁ、こんな相談です。

この相談内容があなたにもお分かり頂けるよう、私が補足を加えた上で箇条書きにしてみます。

●相談者は自分がHIVに感染したかも知れない不安を抱えている。

●HIV検査の方法として、「HIV自己検査キット」を考えている。(その場で自分で判定するタイプ。輸入品)

●保健所の即日検査は結果がすぐに分かる分だけ通常検査よりも信頼性が低いと考えている。

●「HIV自己検査キット」もすぐに検査結果が分かるので、即日検査同様信頼性が低いのではないかと不安に思っている。

●「HIV自己検査キット」の検査精度、信頼性は大丈夫なのだろうか?

とまぁ、こんな感じの相談です。

◇保健所における即日検査と通常検査のちがいとは?

この相談者は大きな誤解をしています。それは、

「検査結果がすぐに分かる即日検査は、結果が分かるまで1週間以上かかる通常検査よりも信頼性が低い。」

と思っていることです。

確かに即日検査は1時間以内に検査結果が分かります。それに比べて通常検査は1週間以上かかります。

相談者はこの時間のかかり方を誤解しているのです。

●即日検査はたったの1時間で分かるから信頼性が低い。

●通常検査は1週間もかけて検査するから信頼性が高い。

このイメージなのです。

HIV検査の信頼性

しかし、ホントに即日検査の信頼性が低ければ保健所で使っていません。どうか安心して即日検査を利用してください。

そもそも日本国内における保健所のHIV検査は1987年から匿名検査として始まりました。

今でいう「通常検査」です。通常検査にはEIA法やPA法と呼ばれる検査方法が採用されました。

開始直後は世間のエイズに対する関心は高く1992年には10万件近い受検数がありました。

しかし、その後エイズに対する関心が薄れたのかHIV検査を受ける人は減ってしまい、1997年には5万件を割り込み半分以下になってしまいました。

そこで厚生労働省はもっとHIV検査を受ける人を増やすため2001年から即日検査を開始しました。

それまでは保健所のHIV検査は検査結果が分かるまで1週間から2週間くらいかかり、保健所に2度足を運ぶ必要がありました。

それが即日検査によってたったの1時間で検査結果が分かるようになり保健所に2度行く手間が不要になりました。

その結果、保健所におけるHIV検査の受検数は急激に増えたのです。

即日検査にはIC法(イムノクロマト法)と呼ばれる検査方法が採用されています。

現在、国内でIC法による検査キットは2種類だけ認可されています。

それがダイナスクリーン・HIV-1/2とエスプラインHIV Ag/Abの2種類です。(検査キットと言ってもあなたが自宅で使える郵送式の検査キットではありません。保健所や病院などの医療機関で使用する検査キットです。)

このように即日検査はすでに導入から13年が経過しており、検査精度を不安に感じる必要はありません。

通常検査とは検査方法が異なりますが信頼性は変わりません。

ただ、通常検査と異なるのは「偽陽性」の発生率です。偽陽性とは、本当はHIVに感染していないのに「陽性」となることです。

●通常検査の偽陽性発生率⇒1000人に3人

●即日検査の偽陽性発生率⇒100人に1人

(厚生労働省の関連サイト『HIV検査相談マップ』による。)

偽陽性の発生率では確かに即日検査の精度が劣ると言えるかも知れません。しかし、偽陽性は必ず次の確認検査で陰性であることが判明します。

従ってHIV検査の信頼性において問題なのは偽陽性ではなく、偽陰性です。本当はHIVに感染しているのに陰性と判定されることです。

この場合はHIVに感染していないと安心するので再検査は受けません。いきなりエイズの可能性が強くなるし、二次感染も心配です。

だから偽陰性は絶対にあってはならないのです。

その点、保健所で行われる通常検査も即日検査も偽陰性はありません。(ただしウインドーピリオドを経過していることが条件)

どちらの検査でも陰性と判定されればHIVには感染していないと安心できます。

◇では、HIV自己検査キットは安心か?

今、保健所の即日検査の信頼性は大丈夫だと書きました。採血から1時間以内に検査結果が分かる即日検査であっても、その検査結果は十分信頼できます。

では、同じように採血後20分くらいで結果の分かるHIV自己検査キットは信頼できるのでしょうか?

残念ながらHIV自己検査キットは保健所の即日検査とは違います。あなたにはお勧めできません。その理由は今までも記事にしてきました。

『自己検査キットの信頼性』

『自己検査キットを検証する!』

これらの記事です。

私が自己検査キットをあなたにお勧めできないと言っているのは、決して営業妨害をしようとしている訳ではありません。

厚生労働省の関連サイトで自己検査キットを使わないよう警告しているのです。

自己検査キットの安全性、信頼性に問題アリとしています。詳しくは上記2記事をお読みください。

◇まとめ

さて、最後に結論です。冒頭の男性相談者に答える形でまとめるなら、こうなります。

●保健所の通常検査も即日検査も検査結果は十分信頼できる。

即日検査がわずか1時間で結果が分かるからと言って信頼性が劣るものではない。

●しかし、家庭で使う「自己検査キット」は安全性、信頼性に問題があるので使わない方がいい。

こんなまとめになります。

むろん、郵送形式の検査キットなら信頼性は確保されています。

あなたが保健所や病院に行かずに自宅でHIV検査をしようと思ったら、当サイトでお勧めしている郵送形式の検査キットをお選びください。

■関連記事:この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます。

『検査キット(郵送型)の信頼性は大丈夫?』

『自己検査キットの信頼性』

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