HIV検査キットの中で、自分で陰性・陽性の判定まで行うものを「自己検査キット」と呼んでいます。今回はこの自己検査キットを特集してみたいと思います。

当サイトでは以前に『HIV検査キットにはどんな商品があるか?』という記事で輸入品の自己検査キットについて触れています。

そして以下のような説明をしています。

『厚生労働省の関連サイトに、『HIV検査相談マップ』というサイトがあります。このサイトの中で輸入品の自己検査キットは使用しないように呼びかけています。やはり安全性に問題があると指摘しています。』

いったいどんな問題があるのか、具体的に見て行くことにしましょう。

◇問題だけど、問題ではない自己検査キット

まずはこちらの商品です。

■HIV/AIDS SELF TEST KIT

●販売会社 アイドラッグマート

正式な事業所名は THAI UNICORN TEC CO.,LTD. と言い、タイのバンコクに会社があるようです。

●価格 ¥2,470

●検査方法 血液を採取し、テストカードによって自己判定する。

●特徴 この検査キットは、IN VITRO(イン・ビトロ)診断の用途に限って有効です。

●問題点 特徴でも書いたように、IN VITRO(イン・ビトロ)診断にしか使えません。

ホームページ上でも、

『このキットは簡易式につき、結果は目安とお考え下さい。正しい検査結果につきましては、医療機関で受診して下さい。 』

と明記されています。

うーん・・・どうなんでしょう。だったら最初から病院に行くなり、保健所で無料の検査を受ける方がいいかも。あるいは、この検査キットより少し値段は高いですが国産のHIV検査キットを使えば信頼性は確保できます。

この IN VITRO(イン・ビトロ)診断しかできない検査キットを利用するメリットが私にはどうにも思いつきません。

ちなみに IN VITRO(イン・ビトロ)とは、直訳すると「試験管内で」という意味であり、要するに実験的な検査ということです。

しかし、この検査キットはこうした問題点を明記しています。あなたが誤解して購入しないように配慮しています。この点は評価できます。

あなたがHIVに感染したかどうかを調べるには信頼性に問題はあるけど、販売方法には問題のない検査キットです。

日本のような医療環境の整った国ではなく、海外の不便な場所で簡易HIVテストとして使われているのかも知れません。それなら十二分に意義のある検査キットだと言えます。

◇この検査キットのメリットは?

お次はこの検査キットです。

■HIV(エイズ)検査キット

●運営会社 HIVKENSA.JP

輸入代行業者は「愛のつばさ協会」だそうです。運営会社と輸入代行業者に役割が分かれているようです。

●価格 ¥4,600

●検査方法 血液を採取し、テストカードによって自己判定する。

●特徴 次の3つの安心を約束しています。

中身がわからないよう完全梱包にて発送します 。

個人情報は商品お届けのためだけに利用します 。

万一商品が不達の場合、当方負担で再送します 。

すみませんが・・・これって、わざわざ書かなくても全部当たり前だと思いますけど。

●問題点 以下に私の個人的見解を述べます。

安全性について

『本検査キットは米国FDAの輸出ライセンスを得ている他、南アフリカ共和国(厚生省)などに認可されている高品質なものです。』

と書かれています。FDAはともかく南アフリカ共和国の認可がどんな安全性、信頼性を保障してくれるのかさっぱり分かりません。

また、

『当方は本商品の個人輸入を代行するものであり、検査結果を保証するものではありません。』

とも書かれています。これはこの検査キットに限らず輸入品の検査キットには必ず書かれています。

つまり、この検査キットを販売している会社は実はあなたの個人輸入を代行しているだけであり、全ての責任はあなた個人にあります。

でも、私は検査結果を保障してくれない検査キットなんて使いたくありません。

「そんなことを言えば国産品の検査キットでも同じではないか?」

と反論されるあなたもいるかも知れません。確かに国産品として販売されている検査キットにおいても検査結果を100%保障しますと明記している会社は1社もありません。

実際問題、いかなる検査方法においても100%完全な検査など存在しません。

ただ、国産品のHIV検査キットについては2007年に厚生労働省の研究チームがその信頼性を実態調査しています。

その結果は保健所や病院で行われている抗体検査と同等レベルの信頼性だと判断されています。

すなわち、あなたがHIV検査キットで「陰性」と判定されれば、あなたはHIVには感染していないことが分かります。

「偽陰性」は発生しません。

ただ当サイトで何度か記事にしたように、HIV抗体検査に「偽陽性」は必ずつきものです。

本当はHIVに感染していないのに陽性判定が出ることがあります。

『検査キットの偽陽性に注意しよう!』

これは致し方ないのですが決定的な問題ではありません。確認検査を受ければ本当に感染しているのか、偽陽性なのかすぐに分かるからです。

それよりも決定的に怖いのは「偽陰性」です。つまり、本当はHIVに感染しているのに「陰性」判定が出てしまうことです。

この場合は安心して以後検査を受けることがありません。そして数年先に「いきなりエイズ」を発症することになります。

この検査キットでは「偽陰性」が出ないのか、そこが一番知りたい点ですがホームページを見る限りでは分かりませんでした。

また、この手の自己検査キットの大きなメリットとして、すぐに検査結果が分かることが強調されています。

通常の郵送検査では検体を郵送して1日から3日ほど時間がかかります。

それが自己検査キットなら、わずか10分から20分後には検査結果が分かります。確かにこれは大きなメリットと言えるでしょう。

ただし、検査キットそのものは注文して10日から14日かかるそうです。

こちらはやはり輸入品だけあって国内品のように翌日とか、翌々日という訳にはいかないようです。

結論として、この検査キットのどこにメリットを感じるか。そこをよく考えて購入するかどうするか、あなたに決めて欲しいと思います。

◇唾液を使った自己検査キットは?

さて、最後は唾液を検体とするHIV検査キットです。

■オラクイックアドバンズ

●運営会社 くすり屋さん.com

●価格 ¥4,480

●検査方法 唾液を採取し、テストカードによって自己判定する。

●特徴 何と言っても唾液を検体とする点が最大の特徴です。

●問題点 検査の信頼性に問題ありです。

オラクイックアドバンスのホームページには、検査の信頼性について次のように書かれています。

『実際のHIV- 1 感染者767人が「オラ・クイックアドバンス HIV-1/2抗体検査」を用いて検査したところ、762人においてポジティブ(陽性)の結果がでています。』

結局、この結果をどうとらえるかという考え方の問題なのでしょうね。

私にはHIVに感染しているのに陰性と判定されてしまった5人が気になります。

自分がもしかしたらその5人の中に入ってしまうのではないかと不安を感じます。

また、こんな説明も書かれています。

『「オラ・クイックアドバンス HIV-1/2抗体検査」の正確性は血液検査と比較して99.3%となり非常に高い信頼性を誇っています。』

この99.3%をどう評価するか、という問題です。私なら迷わず血液検査を選びます。

なぜわざわざ99.3%に正確性を下げる必要があるでしょうか。

検査の正確性を落としても余りあるメリットが他にあるなら話は別ですが。

残念ながら私にとってその場ですぐに検査結果が出ることは、それほど大きなメリットではありません。

2日か3日待って正確な検査結果を知ることの方が絶対大きなメリットです。

ゆえに当サイトでもご紹介している国産のHIV検査キット、STDチェッカーを使っています。

関連記事:唾液によるHIV検査の信頼性

◇まとめ

では、自己検査キットのまとめをしておきます。あなたが購入検討するときの参考にしてください。

●まず、厚生労働省の関連サイトでは自己検査キットは使用しないように警告しています。これは私の主観ではなく厚生労働省の判断です。

『HIV検査相談マップ』

●自己検査キットは私が調べた限りでは全て海外からの輸入品であり、販売会社はあなたの個人輸入を代行するだけです。

つまり国産品のように医療機器メーカや医療サービスを自社で行っている会社から購入する訳ではありません。

●最も優先されるべき検査精度について、従来の血液を検体とする郵送検査より優れているものはありません。

逆に劣ると明記されているものがあります。

●もしもあなたが自己検査キットを購入するなら、全ては自己責任であることを十分覚悟する必要があります。

国産品でも建前は全く同じ自己責任での使用ですが、実態としてのサービスには大差があります。

例えば国産品のHIV検査キットではあなたが使い方を間違えて血液の量が少なかったとしても、あやふやな検査はせず、無料で再検査をしてくれます。(ただし、メーカーによる。事前確認してください)

私としては国産品、それもSTDチェッカー タイプJ(男女共用)を推薦します。

自分で何度か使ってみて安全性や信頼性、メーカーの顧客対応に満足しているからです。正直、他社製品は使ったことがありません。

最後に、繰り返しになりますが自己検査キット購入に際しては十分な事前検討を行って判断してくださいね。

決して大げさでなくあなたの命がかかっている検査です。

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