今回は確認検査まで行う郵送式HIV検査キットのご紹介です。

あなたの検査キット選びの参考にして頂ければと思います。

 

◇確認検査とは?

最初に確認検査についておさらいしておきます。

一般にHIV検査はスクリーニング検査と確認検査の二段構えになっています。

●スクリーニング検査

あなたがHIVに感染している可能性があるかどうかの振るい分け検査です。陰性判定ならHIVに感染していないことが確定します。(ウインドーピリオドを過ぎていることが条件)

陽性判定ならHIVに感染している可能性があります。あくまで可能性だけであり、まだこの時点ではHIV陽性は確定しません。

スクリーニング検査はHIV感染を見逃さないため非常に感度の高い検査であり、ちょっとでも疑いのある検体は陽性判定します。

それゆえ、本当はHIVに感染していないのに陽性判定となる「偽陽性」があるのです。

 

●確認検査

それでスクリーニング検査の陽性判定を本当の陽性か、偽陽性か、確かめるための検査が確認検査です。保健所や病院なら必ず確認検査までやってくれます。当然ですね。

しかし、郵送式のHIV検査キットではスクリーニング検査までしかやってくれません。もしもあなたがHIV検査キットで陽性判定になったら専門の医療機関で再検査を受けることになります。

私が自分でも使い、あなたにもお奨めしているSTD研究所のSTDチェッカーはじめ、ほとんどの検査キットはみなスクリーニング検査までしか出来ません。

 

◇GME医学検査研究所の確認検査サービス

ところが、ただ1社だけ、GME医学検査研究所だけは確認検査まで行います。

下の図をご覧下さい。

確認検査までするHIV検査キット
図1.HIV検査キットの流れ

多くの場合図のように②スクリーニング検査の、③結果を伝える、ここまでが検査キットの役目です。検査結果が陰性でも陽性でも同じです。

ただし結果が陽性の場合、あなたが希望すれば検査キット販売会社は専門の医療機関を紹介してくれます。相談にも乗ってくれます。

ところが、GME医学検査研究所だけは③で終わらず、④~⑥があります。スクリーニング検査の結果が陽性なら確認検査を行います。

検査方法はWB法(ウエスタンブロット法)であり、外部の検査機関に依頼するそうです。WB法は保健所や病院でも確認検査に使われている検査方法であり信頼性の高い検査です。

このWB法の検査結果が出るまで1週間ほどかかります。従ってGME医学検査研究所のHIV検査キットは、スクリーニング検査陰性の場合は1日~3日後に検査結果が分りますが、陽性の場合は1週間ほど後に結果が分ります。

なお、確認検査までいっても料金は同じです。最初に払ったお金でやってくれます。

さて、この確認検査までやってくれる郵送式のHIV検査キット、あなたはどう思いますか?

■HIV抗体検査
GME医学検査研究所 
HIV検査専用(男女共用)
¥4,730(税込)


◇確認検査まで行う検査キットはありがたい?

GME医学検査研究所は他社と同じような料金で確認検査までやってくれる。これはありがたいサービスだ。HIV検査キットを買うならぜひここにしよう!

あなたはそう思うかも知れませんね。確かにスクリーニング検査から確認検査までやってくれるサービスは他社との差別化になると思います。

しかし、メリットばかりかと言えば、そうとも言い切れないのではないか、私はそう思います。

ここで私が思う確認検査まで行う不安材料を述べてみたいと思います。あくまでも医療には素人の私の個人的な意見です。

私がどうしても感じるのは確認検査を郵送式の検査キットで行うことの不安です。その結果が例え陰性でも陽性でも不安です。

●検査結果が陽性だったら・・・

この時点で自分のHIV感染が決定します。それはもう、スクリーニング検査の陰性とはまるでショックの強さが違います。

この結果を郵送式のHIV検査キットで知るのはちょっと辛すぎます。やはりHIV陽性の告知には医師がいてカウンセラーがいて、専門的な知識や経験のあるスタッフにサポートして欲しいと思います。

 

●検査結果が陰性だったら・・・

郵送式のHIV検査キットの信頼性は十分知ってはいるものの、やはり確認検査となると不安です。私には陰性判定の信頼性を100%信じる自信がありません。

それは郵送式の検査キットではなく専門病院で判定して欲しい、正直そう思います。

どうしても一度は陽性になっている、という不安が打ち消せません。

「このサイトで、これまで散々検査キットは信用できると書いておきながら、確認検査では信用できないとは、いったいどういうことか?」

あなたはそう思うかも知れませんね。

確かにそう指摘されると返す言葉もありません。理屈では確かに信用できると分かっています。でも、感情として、気持ちとして不安を感じてしまうのです。

繰り返しますが、どうしても一度は陽性になっている、という不安が打ち消せません。そこがひっかかるのです。

このように、確認検査の結果が陽性でも陰性でも大きな不安を感じてしまいます。

ハッキリ言って、私は郵送式の検査キットはスクリーニング検査しかやるべきではないとさえ思っています。

 

◇GME医学検査研究所の立場では・・・

GME医学検査研究所の公式サイトを見ると、

『当社では、HIV抗体スクリーニング検査で陽性の際はHIV確認検査(WB法:ウエスタンブロット法)を行い、HIV感染の有無を判定しております。 』

とハッキリ書かれています。

その一方で、同じく公式サイトのインフォームドコンセントにおいては、GME医学検査研究所が提供する郵送検査はスクリーニング検査であり、ただちに病名を診断できるものではないと明記されています。

■インフォームドコンセント

つまり、GME医学検査研究所における確認検査は、保健所や病院で行う確認検査とは意味合いの異なるものであり、本質的にはスクリーニング検査であると考えられます。

言うなれば二段階に念入りに検査するスクリーニング検査、と言った意味合いです。

だとすれば、HIV検査キットの説明の中で、「検査結果が陽性なら確認検査まで行って判定します」という表記を入れるのはどうなのかなぁと思います。

確認検査と言う表現は利用者を混乱させる可能性があると思うのです。

ついでに私がGME医学検査研究所の公式サイトを見てこれはぜひお願いしたいな、と感じたことを2つ付け加えておきます。

1.先ほども書きましたが、「確認検査」の意味を誤解されないよう明確にする。保健所や病院における確認検査の意味合いではなく、あくまでもスクリーニング検査であることを説明して頂きたい。

2.もしも検査結果が陽性だった場合、どうすればいいのか、それも公式サイトに載せて欲しい。たぶん、検査キットを購入したら説明書に書いてあるのでしょうが、サイト上にも載せて欲しいと思います。

ここで私が言いたいのは、1番目の項目とも関連するのですが、「確認検査」と書いてあって「陽性」と判定されたら、そのショックたるや容易に想像出来ます。

ここで言う確認検査がスクリーニング検査の意味合いであるなら、判定結果が陽性であってもまだ確定していない、専門の医療機関で再検査が必要だと書いておいて欲しいと思います。

ちなみに、私がいつもお奨めしてるSTD研究所の公式サイトには、HIV検査についてこう書かれています。

『弊社STDチェッカーで実施している検査は、保健所や病院で最初に受ける検査と同じく、1段階目の検査(スクリーニング検査)です。検査結果が陽性(+)でご希望の方には、ご質問を承ったり、確認検査を受けていただくための医療機関ご案内を、お客様個々のケースに応じて行っています。』

これを読めば、万一陽性だった場合どうすればいいのか分かります。また、STD研究所がサポートしてくれることも分かります。

GME医学検査研究所さんも同じようなサービスがきっとあるはずなので、ぜひ分かりやすく公式サイトに載せて欲しいと思います。

 

◇まとめ

今回はGME医学検査研究所が提供する郵送式HIV検査キットをご紹介しました。検査結果が陽性だったとき、WB法による確認検査まで行ってくれるサービスがあります。

ただし、「確認検査」とありますが、意味合いとしてはあくまでもスクリーニング検査であり、保健所や病院における確認検査とは意味合いが異なります。

あなたもこの点を十分知った上で、このサービスがいいと思えばぜひ使ってみて下さい。

■HIV抗体検査
GME医学検査研究所 
HIV検査専用(男女共用)
¥4,730(税込)