またしてもHIV自己検査キットの記事です。

これからHIV検査キットを選ぼうと思っているあなたに参考にして欲しいと思います。

◇有名ネットショップのカスタマーレビューから

当サイトでは繰り返し輸入品のHIV検査キット(自己検査キットタイプ)は信頼性、安全性に問題があるとお伝えしてきました。

HIV自己検査キットは厚生労働省関連サイトの警告記事や、医療サイトでの警告記事にも問題点が指摘されています。

しかし、どんな仕様のHIV検査キットであれ、自己責任で購入、使用するのは自由です。

従ってネット上では非常に多くのHIV自己検査キットの販売サイトが存在します。

そんな1つが、かの有名なネット上のショッピングサイトです。

誰しも知っている、超有名サイト、楽天市場やYahoo!と肩を並べるサイトです。

ここでHIV自己検査キットが売られています。

そして、それを購入して使った人のレビューが掲載されています。

そのレビューを見てみると、こんなことが書かれていました。

『正確性については個人の考え方次第です。』

これ・・・あなたはどう思いますか?

 

◇信頼性は事実に基づき、利用価値は考え方次第

これはあくまでも私の個人的な見解ですが、

『信頼性は事実に基づき、利用価値は個人の考え方次第で決まる。』

こう思っています。

だから「信頼性が個人の考え方次第」と言うレビューの意見には同意しかねます。

例えば、自己検査キットの信頼性が80%だったとします。(あくまで仮定の話です)

この「80%」を、大丈夫と思うか危ないと思うか、それは個人の考え方で見解が分かれるでしょう。

しかし、あくまで信頼性は「80%」であって、この事実は個人の見解に左右されません。

「80%」を大丈夫だと思う人は利用価値アリとして使うだろうし、そんな信頼性じゃ危ないと思えば利用価値なしと判断するでしょう。そこは個人の見解によって左右されます。

 

◇問題は使い方

私が度々HIV自己検査キットの問題点を指摘するのは、利用者が検査の信頼性を知らずに使う危険性があるからです。

私の知る限り、HIV自己検査キットでその検査精度を正しく利用者へ伝えているサイトは極めてまれです。

多くのサイトでは、

「医療機関が使用している検査キットと同じ」

などと宣伝し、利用者が誤解をまねく表現を使っています。

確かに世界中を探せばどこかの医療機関がHIV自己検査キットを利用することもあるかも知れません。

しかし、少なくとも日本国内の医療機関でHIV自己検査キットを使っているところはないはずです。

現在、国が認可しているHIV検査キットはエスプラインHIV Ag/Ab、ダイナスクリーン・HIV-1/2、この2種類だけでありネットで売られているHIV自己検査キットとは全く別物です。

詳しくはこちら

『医療機関で使用するHIV検査キット』

ネットで売られている輸入品と同じものを保健所や病院で使うことはあり得ないのです。

しかし、私はHIV自己検査キットを使用することが絶対間違いだ、とは思いません。

信頼性や安全性に問題があると分かって使うのは個人の自由であり、その人にとっては利用価値があるかも知れません。

しかし、HIV検査という大げさでなく命にもかかわる検査ですから、本来は信頼性の高い検査キットを使う事が何より大事です。

従って、使うにしても輸入品のHIV自己検査キットの「陰性」判定だけでは安心出来ないことを知っておく必要があります。

HIV自己検査キット販売サイトの中には、

「本検査キットは簡易検査であり、正式には医療機関でのHIV検査をお勧めします。」

と表示しているところもあります。これならまだ分かります。

『信頼性は事実に基づき、利用価値は個人の考え方次第で決まる。』

私はそう思います。

検査時期と信頼性

CLEIA法