あるHIV検査キットの販売サイトを見ていたら、

『HIV検査は症状があれば病院で、なければHIV検査キットがお奨めです』

みたいなことが書かれてありました。(表現はちょっと違いますがほぼそう言う趣旨です)

このお奨め、あなたはどう思いますか?あなただったらどうしますか?

 

◇性感染症検査と自覚症状

まず、結論から書きましょう。

私が思うに、

『HIV検査は症状があれば病院で、なければHIV検査キットがお奨めです』

と言うお奨めは基本的には賛成です。

ただし、100%同意見ではありません。なぜなら私が思うHIV検査の優先順位は次の通りだからです。

1.自覚症状があれば病院でHIV検査を受ける。(ただし条件付。後で説明します。)

2.自覚症状がなければ保健所でHIV検査を受ける。

3.病院にも保健所にも行けない、行きたくない人はHIV検査キットを使う。

この順番です。

もしもあなたに自覚症状があれば例えHIVでなくても何かの病気に感染している可能性があるので、この場合は治療を目的とした検査を受けるべきです。

検査キットはあくまでスクリーニング検査であって治療目的の検査ではありません。

次にあなたに何も自覚症状がない、でもHIV感染が不安だから検査を受けたいと思う場合は保健所をお奨めします。

何と言っても無料だし匿名で検査を受けることが出来ます。

それに万一HIVに感染していた場合でもすぐに専門病院やスタッフを紹介してくれます。

この点がHIV検査キットよりもメリットが大きいので優先順位を高くお奨めします。

でも、あなたがどうしても保健所には恥ずかしくて行けない、人目が気になって行けない、あるいは忙しくて時間がない、と言う場合にはHIV検査キットをお奨めします。

何しろHIV感染の不安を放置することが最も危険です。

以上のように、基本的には

『HIV検査は症状があれば病院で、なければHIV検査キットがお奨めです』

と言う指摘に賛成です。

ただし、2点だけあなたにぜひ知っておいて欲しいことがあります。

 

◇1点目:病院に行くときの注意点

まず、あなたが自覚症状からHIV感染を疑って病院でHIV検査を受ける時、ハッキリと医師に告げて下さい。

「HIV検査をお願いします。」

これ、絶対に言って下さい。

それを言わずにあなたの症状から必要があれば医師がHIV検査をしてくれるだろうと思うのはダメです。

必ずしもあなたを診察した医師がHIVまで考慮してくれるとは限りません。

例えば、あなたの性器に異常があって泌尿器科や婦人科で診察を受け、梅毒やクラミジアに感染していれば、それはほとんどの医師がHIV検査をしましょうと言うでしょう。あなたが希望しなくてもHIV検査を勧めるはずです。

しかし、普通の内科、皮膚科、耳鼻咽喉科となるとそうはいきません。仮にあなたがHIVに感染し、そのせいで発熱したり皮膚に発疹が出たりして病院に行ったとします。

その時、あなたを診察した医師がHIV感染まで考慮してHIV検査を行うかどうか、その保証はありません。

もしかしたら風邪薬だけで終わるも知れないし、かゆみ止めの薬だけで終わるかも知れません。

せっかくHIV感染を早期に見つけエイズを防ぐチャンスだったのに、それを見逃してしまう危険があります。

それは医療に素人の私が知ったかぶりをして言うのではありません。

私が過去に読んできた本の中で多くの抗HIV医療の専門家がそういった趣旨の指摘をされているのです。

例えばこんな本です。

『HIV感染症診療マネジメント』今村 顕史著 医薬ジャーナル社

『HIV/AIDS患者のトラブルシューティングとプライマリ・ケア』岩田健太郎編 南山堂

これら以外の本の中でもエイズ治療の専門家はプライマリ・ケア、すなわちあなたの掛かりつけの町病院でHIV感染者を早期に見つけることが大事だと指摘しています。

逆に言えば現状ではまだまだHIV感染まで配慮した医療がなされていない事実が背景にあると言うことです。

それはそうですね。日本ではHIV感染者が増え続けていると言っても、新規感染者は年間に約1,500人です。

人口の少ない地方都市にある内科、皮膚科でHIV感染の患者を診る機会はめったないか、全くないかでしょう。

確率から言えばそんなものだと思います。

事実、私も自分のHIV感染を疑うきっかけになった全身発疹や頭痛、咽頭炎などの症状で医師にHIV検査を勧められたことは一度もありません。

帯状疱疹を発症した時でさえHIV検査の話は全く出ませんでした。

ですから、もしもあなたが何かの自覚症状からHIV検査を望むなら、病院でハッキリと「HIV検査をお願いします」と医師に告げて下さい。これ、絶対に忘れないで下さいね。

あなたが言わなくても必要があればHIV検査をしてくれるはずだ、なんて医師に期待してもダメですよ。

 

◇2点目:自覚症状があっても病院に行かない

1点目の話と矛盾するようですが、あなたに自覚症状があっても病院へ行かず、「自宅でHIV検査キットを使う」と言うケースもあり得ます。

それは自覚症状の程度によると思うのです。

例えば、微熱が続く、リンパ節が痛い、のどが痛い、下痢気味だ。こんな症状の場合です。

これって、別にHIVに感染していなくても風邪や体調不良の時に普通に出る症状ですよね。

こんな時、あなたは病院に行かずに薬局で売ってる薬を飲むだけでやり過ごしてませんか?

だって、それで大抵は治っちゃいますよね。市販の薬が効かなくてこじらせたら病院へ行く、と言うケースが多いと思います。

しかし、そうしたありふれた病院へ行くまでもない症状でも、あなたにHIV感染の不安、心当たりの行為があれば話は別です。

もしかしたらHIV感染の急性期に現れる初期症状かも知れません。

この場合には病院へ行かずにHIV検査キットを使って検査してみる、と言うのはアリだと思います。

むろん、病院に行って検査してもらってもいいし、保健所に行くのもいいです。しかし、自宅でHIV検査キットもアリです。

つまり、あなたに現れた自覚症状の程度によって即病院でHIV検査を受けるか、自宅でHIV検査キットもアリか、判断が分かれると思います。

●肺炎、高熱、長期間続く下痢、顕著な皮膚疾患など
⇒迷わず病院で「HIV検査をして下さい」と言いましょう。病院へ行くだけではダメですよ。

●微熱、のどの痛み、軽い下痢、リンパ節の痛みなど
⇒自宅でHIV検査キットもアリ。

むろん、あなたは自覚症状が軽い場合でも病院でHIV検査を受けてもいいし、保健所もアリです。

それなのに、なぜあえて自宅でHIV検査キットもアリだとお奨めするかと言えば、どうしても病院や保健所の方がハードルが高いからです。

何度も言いますが、最も危険なことはHIV感染の不安、心当たりがあるのにHIV検査を先送りすることです。

これはいきなりエイズのリスクが増すだけであなたにとって何ひとつメリットはありません。

早期のHIV検査はあなたにとって救命的検査であることを忘れないで下さい。

以上、今回は

『HIV検査は症状があれば病院で、なければHIV検査キットがお奨めです』

と言うネットで見つけた記事について私の思うことを書いてみました。あなたのHIV検査の参考になれば幸いです。

なお、エイズ指標疾患クラスの症状が出ていれば、それは医師がHIV検査を行うでしょう。

そんな重症の場合はあなたが迷う余地はありません。

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