HIV検査キットの紹介サイト、販売サイトは増える一方です。そしてそのサイトの中には間違い記事も多く見られます。

あなたは間違った情報を信用しないようにしてくださいね!

◇HIV感染者の30%がエイズを発症する?

私は当サイトを運営していることもあって、定期的に他のHIV検査キットサイトを見ています。

目的は何かこのサイトの参考になる記事はないかと見ているのです。

ところが、中には参考になるどころか、ひどい間違い記事を見つけてしまうことがあります。

別に人のサイトの揚げ足を取るつもりはありません。また、私のサイトにも間違いはあるかも知れません。

しかし、何ともひどい間違いを見つけてしまうと放置できません。もしかして、その間違い記事を本当だと思って信用してしまう人が出てくるかも知れません。

あなたは絶対にそんなデマを信じないでくださいね。

さて、今回私が見つけたHIV検査キットサイトの間違いはかなりひどいです。

『〇〇〇こっそりHIV検査』という最近オープンしたHIV検査キットサイトです。

このサイトにはこんな記事が載っています。

『HIV感染者の約30%がAIDSになると言われています。』

これ・・・・大間違いですから。絶対に信じないでください!

誰もそんなことは言ってません。

このサイトの管理人がかってに書いているだけです。

正しくは、

『HIVに感染していると報告された人の約30%はすでにエイズを発症しています』

なのです。

この2つの違いがお分かり頂けるでしょうか。

最初の書き方だと、HIVに感染した人の約30%はエイズを発症し、残りの70%はエイズを発症しないように読めます。

風邪のウイルスに感染しても発症する人と発症しない人がいるのと同じレベルとカン違いしそうです。

実際にはそうではなくて、HIVに感染した人は30%どころではなく、もっと高い確率でエイズを発症します。

潜伏期間の長い短いはあったとしても確実に90%以上の人がエイズになります。(本当はもっと多いと思います)

ただし、それは何も治療をしない場合の話です。

現在ではARTと呼ばれる3種類以上の薬を使う抗HIV療法によって早期にHIV感染が見つかればエイズ発症を防ぐことが可能です。

今の日本では、保健所などの無料・匿名のHIV検査を受ける人が年間に約13万人、自宅で使用されるHIV検査キッが約8万5000個です。

その他にも病院などの医療機関でHIV検査を受ける人がいます。

これらのHIV検査を受ける人は2種類の人がいます。

1.自覚症状はないけどHIV感染が心配だからHIV検査を自主的に受ける人

2.すでに何かの症状が出ていたり、他の性感染症に感染したりして医師の判断でHIV検査を受ける人

この2種類です。

2のケースではすでにエイズ指標疾患のどれかを発症していることもあります。この場合はHIVに感染していることが分かると同時にエイズ患者と認定されます。

このようにHIV検査を受けてすでにエイズを発症していると分かるケースを「いきなりエイズ」と呼んでいます。

HIV検査の結果、HIVに感染はしているけどまだエイズは発症していない人、HIVに感染してすでにエイズを発症している人、この両方があります。どちらもHIV感染者です。

このHIV感染者の合計人数におけるエイズ発症者の割合が約30%なのです。

具体的な例を見てみましょう。

厚生労働省エイズ動向委員会が発表した、2012年のエイズ動向調査の結果です。

●新規HIV感染者報告数 1,002件

●新規エイズ患者報告数   447件

エイズ患者は当然HIVに感染していますから、HIV感染者の合計は、

■HIV感染者の合計=1,002+447=1,449

となります。

このうち447人がエイズを発症していたので、その割合は、

■HIV感染者におけるエイズ患者の割合=447÷1,449=30.8%

となります。

つまり、「HIVに感染した人の約30%がエイズを発症する」のではなく、「HIV感染者として報告された人の約30%がエイズ患者だった」、ということなのです。

いきなりエイズの割合

姉妹サイト「HIV検査完全ガイド」から

当然HIVに感染していてもHIV検査を受けない人が大勢いるはずです。

HIV感染症には自覚症状がありません。まさか自分はHIVに感染していないだろうとかってに決めつけている人がいっぱいいるのです。

従ってあくまでもエイズ患者の比率30%はHIV検査を受けた人に限定した結果です。

先ほども書きましたが、早期にHIV感染が分かればエイズ発症を防ぐことも出来ます。いきなりエイズの30%はその意味でとても残念です。

もしもあなたにHIV感染の不安があれば早期にHIV検査を受けてください。

早期のHIV検査はあなたにとって救命的検査となるかも知れません。

◇エイズは病名?

これは重箱の隅をつつくような指摘になるのですが、あなたに正しい情報を知って欲しいので書きます。

前述のサイトでは、

『HIVはウイルスの名称、エイズは病名』

と説明されています。確かにHIVはウイルスの名前です。

しかし、エイズという病名はありません。

エイズ=後天性免疫不全症候群(こうてんせいめんえきふぜんしょうこうぐん)

であり、HIV感染が原因で免疫力が落ちることによって発病する様々な病気を全部まとめてエイズと呼びます。

つまり、エイズとは単独の病気の名前ではありません。「症候群」の名称なのです。

とは言え、多くのメディアはエイズを病名として扱っているし、それで別段不都合もないのかも知れません。

でも、あなたは正しい知識を持っておいてくださいね。

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